EMS(救急医療サービス)における基本的安全対策

救急医療従事者は、重篤な症例から軽度の呼び出しまで、さまざまな現場に急行します。安全対策を徹底することで、救助者自身と患者のリスクを最小限に抑えることができます。

現場の安全確保

  • 現場に入る前に、危険物、交通事故、暴力行為、武器の有無、アルコールや薬物の使用状況などを評価し、周囲の状況を把握します。

体液・体内物質の隔離

  • 感染リスクを減らすために、予防接種や適切な個人防護具(PPE)を使用し、血液・尿・糞便などの体液だけでなく、呼吸・咳・くしゃみによる飛沫にも注意します。

個人防護具(PPE)の使用

  • 目の保護具、手袋、外科用マスク、ガウン、ブーティなどを着用し、頻繁な手洗いまたはアルコール消毒で二次感染を防止します。

健康的な生活習慣

  • 救助活動に必要な体力を維持するため、定期的な運動やバランスの取れた食事を心がけ、機材の搬送や患者の移動に支障が出ないようにします。
  • 患者や同僚との円滑なコミュニケーションも安全確保に欠かせません。

ストレス管理

  • 急性ストレス:重大インシデント直後に起こり、自然に収まることが多い。
  • 遅発性ストレス:インシデントから時間が経過してから現れ、専門的介入が必要。
  • 蓄積性ストレス:日常的な小さなストレスが長期間にわたって蓄積し、長期的な介入が求められる。

重大インシデントのデブリーフィング

  • 大量傷者や重大インシデント後、24〜72時間以内に医療スタッフが集まり、経験を共有し、心理的負担の軽減と今後の対策を話し合います。

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