動脈血液ガス分析とは?
動脈血液ガス分析は、血液中の酸素や二酸化炭素、pH などを測定する検査です。静脈血ではなく動脈から採血することで、酸素化された血液の正確なガス濃度が得られます。
酸性・アルカリ性(pH)
pH は血液の酸性またはアルカリ性を示し、正常な成人はややアルカリ性(7.35〜7.45)です。
重炭酸イオン(HCO3)
重炭酸イオンは血液の緩衝(バッファー)として働き、正常なpH を維持します。
意義
肝臓や腎臓の疾患、重篤な感染症などで酸塩基平衡が乱れることがあるため、pH の測定は重要です。
利点
喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の診断・管理に用いられます。また、人工呼吸や酸素投与を受けている患者の酸素供給が適切かどうかを評価します。
酸素分圧(PaO2)
血液中に溶け込んでいる酸素の分圧(PaO2)を測定し、肺がどれだけ効率的に酸素を取り込み血液へ供給しているかを評価します。年齢や居住地の標高により基準値は変わります。
二酸化炭素分圧(PaCO2)
血液中の二酸化炭素分圧(PaCO2)を測定し、呼吸による二酸化炭素の排出能力を評価します。こちらも標高の影響を受けます。
