超音波検査はどのように活用されているのか?

非イオン化放射線としての超音波

超音波は音波を利用するため、X線やCTとは異なる画像化手法です。音波の速度と反射強度で組織の違いを映し出すため、イオン化放射線を伴わず安全性が高く、特定の構造を別角度から観察できます。

女性の健康診断

産科・婦人科領域で広く用いられ、胎児や子宮・卵巣の評価に最適です。X線は妊娠や生殖機能に影響を与える恐れがありますが、超音波は安全とされています。また、乳がん検診のマンモグラフィで疑わしい腫瘤が見つかった際、超音波で嚢胞性か固形か、血流の有無を確認します。

小児診療

成長過程にある子どもの組織はX線の影響を受けやすく、超音波は放射線被曝なしに診断できる有力な手段です。腹部の画像がクリアに得られやすく、肝臓や脾臓のサイズ評価やリンパ腫の疑いの検査に利用されます。

ドップラー超音波

血流速度や方向を測定するドップラー技術は、血管の血流をカラーで可視化します。脳卒中既往者やリスクが疑われる患者の頸動脈評価、四肢の動脈・静脈の血栓や閉塞の検査に活用されます。

外科手術のガイド

超音波は生検やカテーテル挿入のリアルタイムガイドとして使用されます。乳腺や甲状腺、肝臓、リンパ節などの組織採取や、PICCライン(長期静脈カテーテル)挿入時に安全性と精度を高めます。その他の手術でも放射線科医や担当医の判断で活用されます。

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