医療機器安全活用の5つのポイント
医療機器は、家庭や施設のいずれの現場でも、技術者・助手・患者・環境の安全を確保しながら使用しなければなりません。以下の5つのポイントを確認し、適切に取り扱いましょう。
1. 使用前の入念な点検
- 全ての機器を使用前に目視でチェックします。接続部、コード、ワイヤ、ネジがしっかり固定されているか確認。
- コードやコネクタに裂けや損傷がないか、電源コードが破れやすい箇所がないか点検。
- 機器本体にへこみや穿孔がないか確認。サイズに関わらず、注射器から酸素タンクまで、包装の破れ・変色・ひび割れも確認します。
2. 電気安全の確保
- 電源が必要な機器は、コードとプラグの状態を確認し、損傷がないか点検。
- 接地されたコンセントに差し込み、過度な熱や湿気にさらされないようにします。
- コードは床に放置せず、転倒や引っ掛かりを防止するために整理しておきます。
3. 操作熟練度の向上
- 機器の取扱説明書を熟読し、専門家の指導を受けて正しい操作方法を習得します。
- 機器の機能と正常動作を把握し、異常時の対処手順を事前に確認。
- インフュージョンポンプやホイヤーリフトなど、使用経験のない機器は必ず訓練を受けた者が操作します。
4. リスクとハザードの事前評価
- 「Be Prepared(備えよ)」の精神で、機器使用前に患者と環境の危険要因を確認。
- 酸素療法中の患者が喫煙者でないか、喫煙禁止の指導とリスクを周知します。
- ホイヤーリフトなどの機械式リフトは、介助者が適切に訓練を受けているか確認します。
5. 適切な滅菌と廃棄
- 注射器や手術器具、在宅ケア用機器はすべて適切に滅菌し、ユニバーサル・プリコーションを遵守します。
- 尿・血液・使用済み針などの生体材料は、バイオハザード容器に安全に廃棄。
- 感染症患者への対応は、保護メガネ・シューカバー等の個人防護具を使用し、使用後は専用容器へ廃棄または洗濯します。
- 再使用可能な機器は、塩素系酸化剤やオートクレーブで十分に滅菌します。
以上のチェックリストを守ることで、医療機器の安全な使用が実現できます。
