解剖学と生理学の概要
解剖学
「ana(分離)」「tom(切断)」に由来する解剖学は、人体の形態を研究する学問です。肉眼で観察できるのが大体解剖学(gross anatomy)で、顕微鏡で組織を観察する組織学(histology)は顕微解剖学と呼ばれます。
生理学
生理学は人体の機能を研究します。解剖学が筋肉や臓器の位置と名称を示すのに対し、生理学はそれらが骨に付着し、どのように動くか、またその制御メカニズムを解明します。
先駆的思想家
紀元前460〜375年のヒポクラテスは、病因を神のせいにせず合理的な治療法を探すべきだと主張しました。紀元前384〜322年のアリストテレスは、病は超自然的な「神学的」原因か、自然的な「物理的」原因(英語の physician の語源)に分けられると考えました。
初期の解剖図
1543年、ヴェサリウスは初の解剖学図鑑を出版し、以後の解剖学イラストの伝統が始まりました。その集大成が1856年に出版された『Gray's Anatomy』で、現在でも広く参照されています。
授業形態
現在、解剖学と生理学は同時に教えられることが多く、大学では2学期にわたって講義が行われます。典型的なカリキュラムは、全ての骨、筋肉、関節、主要血管を暗記することが中心です。
