病院フォーミュラリとは何か?目的と運用の全体像
理想的には、病院薬局はすべての疾患に対応できる薬剤を備えているべきですが、実際には全薬剤を在庫することは不可能です。そのため、どの薬剤を取り扱うかを厳選する必要があります。この選定された薬剤リストが病院フォーミュラリです。
定義
病院フォーミュラリは、当該病院の薬局が在庫として保有する全ての医薬品・治療薬の包括的な一覧です。
特徴
フォーミュラリには、薬剤名リストに加えて、各薬剤の使用目的、投与量、注意事項などをまとめたモノグラフ、さらに臨床現場で役立つ参考情報を掲載した総合リファレンスが含まれます。
意義
フォーミュラリの主な目的は、効果や副作用がほぼ同等の薬剤を重複して在庫することによる無駄な支出を防止し、医療費の適正化を図ることです。
決定権者
医師と薬剤師で構成される委員会が、フォーミュラリに掲載する薬剤を選定します。委員会は通常、月に一度会合を開きます。
新薬の追加手続き
医師が新たな薬剤の追加を要望すると、既存の類似薬剤と効果・副作用・費用の観点から比較検討され、必要に応じてフォーミュラリに加えられます。
フォーミュラリ外薬剤
必要な薬剤がフォーミュラリに無い場合は、近隣の病院や薬局から取り寄せることが可能です。
