障害者の支援技術選定に用いる評価ツール
障害評価ツールは、障害者が必要とする支援技術を決定する上で欠かせない要素です。調査票やインベントリ形式のものが多く、医師や心理士、神経学者による専門的な身体・神経・心理検査の結果と組み合わせて総合的な支援計画を作成します。
専門家レポート
医師や心理士、神経学者による医学的評価、心理評価、神経学的検査は、ケースマネージャーが最初に収集する情報です。このデータを基に、身体能力や興味を評価し、独立生活、余暇、キャリアに向けた適応技術取得の戦略を策定します。
機能状態質問票(Functional Status Questionnaire)
FSQは、ボストンのベス・イスラエル病院とUCLAの研究者が開発した自己記入式の臨床ツールです。身体的、社会的、心理的機能を包括的に評価し、機能障害のスクリーニングや機能レベルの変化を追跡します。所要時間は約15分で、1ページのコンピュータ生成レポートが作成され、カウンセラーや利用者が容易に解釈できます。
就業成功障壁インベントリ(Barriers to Employment Success Inventory)
このインベントリは、障害者が就業機会や自立生活を得る上で直面する障壁を特定します。約20分で50項目を5つのカテゴリーに分けて評価し、感情的・身体的障壁から必要な適応機器を示唆します。また、個人・財務問題、キャリア意思決定、就職活動知識、教育・訓練もカバーします。
ベッカー職務適応プロファイル(Becker Work Adjustment Profile)
BWAPは、障害者が仕事や自立生活に必要な作業習慣、態度、対人・認知・身体スキルを評価するツールです。身体的制限を特定し、職場での適応が必要な項目を明らかにします。観察者が被験者の行動を観察しながら実施します。
個別就業計画(Individual Employment Plan)
IEPは、84項目の雇用可能性資産と障壁、7つの主要因子を把握するための入力・追跡ツールです。健康・身体面での支援技術の必要性を評価し、個人課題、仕事志向、キャリア・人生設計スキル、就職活動スキル、職務適応スキル、教育・訓練などを包括的に検討します。職業評価は、働くだけでなく自立生活に必要な適応技術を特定するのに役立ちます。
