CSF漏れの原因は?

脳脊髄液(CSF)の漏れは、CSFを包む膜に破れが生じることで起こります。その結果、液体が耳や鼻、または頭部や脊椎の創部から漏れ出します。CSFが失われると脳のクッション機能が低下し、脳が頭蓋骨に直接接触して頭痛を引き起こします。

主な原因

  • 外傷

    頭部や脊椎への外傷はCSF漏れの代表的な原因です。頭蓋骨骨折、硬膜外血腫・硬膜下血腫、脊椎骨折、脊髄損傷、外傷性神経損傷、さらには脳実質内出血(脳内出血)などが含まれます。

  • 硬膜外麻酔(エピデュラル)

    硬膜外麻酔カテーテルの挿入時に誤って硬膜を穿刺すると、CSFが漏れ出すことがあります。これにより頭痛が生じ、十分な水分補給や鎮痛薬で対処します。硬膜外麻酔は分娩時や手術後の疼痛管理に用いられますが、吐き気、排尿障害、かゆみなどの副作用も報告されています。

  • 水頭症(脳圧上昇)

    脳内の圧力が高まるとCSFの流れや吸収が阻害され、漏れが起こりやすくなります。水頭症は「脳の中の水」とも呼ばれ、頭痛、嘔吐、視力障害、バランス障害、歩行障害、尿失禁、嗜眠、性格変化など多様な症状を呈します。原因は先天的遺伝異常、早産による合併症、髄膜炎や腫瘍、外傷性頭部損傷などです。

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