薬剤の調剤
一部のコンピュータ化薬局では、ロボットが正確な量と用量の薬を自動でピックし、患者に提供します。完全自動化されたシステムは薬剤師の介入を必要とせず、1時間に最大130件の処方を処理できるとされています。また、医師は電子処方入力(POE)システムを利用して処方を行い、システムは患者の既存処方や禁忌情報を照合して安全性を高めます。
データ管理
コンピュータ化システムは患者プロファイルをサーバー上に保存し、アレルギー情報や既往症、処方履歴などを瞬時に検索できます。病院などの大型施設では、中央サーバーにデータを集中させ、各端末はクライアントとして情報を取得します。近年は無線ネットワークが主流となり、配線コストを大幅に削減できます。
ネットワーク化システムの利点とセキュリティ課題
ネットワーク化された薬局はテレファーマシーを活用し、遠隔地の医療提供者や患者とビデオ会議で相談できます。これにより、薬剤に関する質問や指導をリアルタイムで行うことが可能です。
しかし、HIPAA(医療保険の携帯性と責任に関する法)に基づき、患者の保護された医療情報(PHI)を安全に保管・送信する義務があります。暗号化、ファイアウォール、ウイルス対策ソフトの導入は必須であり、アクセス制御やパスワード管理といった物理的・論理的な保護策も求められます。
その他の法的考慮事項
規制薬物(スケジュールIII~V)に関しては、コンピュータ化システムで処方情報を受領・管理できます。データベースには薬剤名、患者情報、処方医師、用量、再調剤回数、治療目的などが必須です。DEAは処方情報を調剤日から2年間保存することを義務付けており、薬局はDEAへの登録と認証取得が必要です。
