米国政府の医療制度と支援プログラム

一般的な医療保険

米国の多くの人は、民間企業や雇用主が提供する保険に加入しています。PPO(Preferred Provider Organization)は、特定の医師や病院を利用することで費用を抑えるインセンティブが設定されています。高額自己負担額プランとヘルス・セービング・アカウント(HSA)を組み合わせれば、未使用分に対して利子がつき、緊急時に活用できます。HMOs(Health Maintenance Organization)は、比較的低い保険料でネットワーク内の医師が幅広い診療を提供しますが、保険料が高くなりがちな層もあります。そうした人々を支援するために、政府は各種公的プログラムを用意しています。

メディケア(Medicare)

メディケアは連邦政府が資金提供する保険で、65歳以上または障害を持つ人が対象です。社会保障障害給付を受給している65歳以上の方も対象となります。65歳未満でも特定の障害があれば加入可能です。

メディケアは主にAプランとBプランの2つに分かれます。Aプランは入院や救急医療、定期検診などの基本的な医療サービスを低費用または無料で受けられます。Bプランはリハビリテーションや外来診療などをカバーし、年額保険料が必要です。また、処方薬に対しても割引が適用されます。

メディケイド(Medicaid)

メディケイドは連邦と州が共同で資金提供するプログラムで、低所得者層を対象としています。対象者は所得だけでなく、盲目や四肢欠損などの障害、妊娠中や6歳未満の子どもを持つ母親など、50以上の条件で判定されます。

連邦職員向け保険

連邦政府の公務員は、民間の保険よりも割引率の高い保険プランを利用できます。HMOs、PPOs、そして高額自己負担額プラン+HSAが低価格で提供され、連邦職員健康保険(FEHB)ウェブサイトで詳細や比較が可能です。

退役軍人医療(Veterans Administration)

軍務を終えた退役軍人は、退役軍人庁(VA)が提供する医療サービスを受けられます。VAの診療所や病院に登録し、年間1回以上の受診を続けることで継続的に利用できます。VAの医師は必要に応じて専門医へ紹介し、場合によっては外部の専門医へ紹介することもあります。

ヘルスケア業界(一般) - 関連記事