メディケイドの収入要件ガイドライン
メディケイドは州が運営する連邦補助の医療保険制度で、低所得者や子どもなどに必要最低限の医療サービスを提供することを目的としています。各州は連邦の指針に基づき、独自の適格基準やプログラムを設定できます。
連邦貧困ライン(Federal Poverty Line)
多くの州はメディケイドの適格基準を連邦貧困ライン(FPL)を基準に設定しています。FPLは家族規模ごとの最低生活費の目安で、たとえば2011年の本土48州における3人家族のラインは $18,530 でした。アラスカ州とハワイ州は生活費が高いため、より高い貧困ラインが設定されています。
子ども向けプログラム
妊娠中の母親や幼い子どものいる家庭には、資産額に関わらず手厚いメディケイド給付が提供されることが多いです。多くの州では、5歳未満の子どもについては、世帯収入がFPLの200%以下でも給付対象となります。子どもが成長するにつれて適格基準は厳しくなり、世帯収入がFPLの120%~130%以下でなければならないプログラムもあります。
高齢者向け介護施設プログラム
メディケイドは高齢者に対して長期介護、介護サービス、老人ホームの利用費用も支援します。ただし、メディケイドの対象となるには、まず本人の資産を州や配偶者の有無に応じて $2,000 から $6,000 程度まで減らす必要があります。また、月々の総収入は通常 $2,000 未満に制限されます。配偶者のうち一方だけが施設に入所している場合、残りの配偶者は比較的高い収入や資産を保持できることがあります。事前に特別支援信託や非課税資産、メディケイド適格年金などを活用した法的プランニングを行うことで、保護できる資産を増やすことが可能です。
