国民健康保険の定義と概要

2009年時点で4600万人が保険未加入となり、医療費が原因で倒産する米国人は全体の約半数に上るというハーバード大学の調査結果があります。こうした医療保障の課題に対する解決策として、国民健康保険(National Health Insurance)が提案されています。

定義

国民健康保険は、民間の保険会社ではなく政府が運営する医療保障制度です。

目的

財政状況や既往症に関わらず、対象となるすべての人に医療サービスを提供することを目的としています。また、医療費総額の抑制と、医療従事者への適正な報酬支払いも重要な役割です。

分類

国民健康保険が地域全体の住民(その他の適格者)に対して提供される場合、これは「ユニバーサルヘルスケア」の一形態となります。資金調達方法には、単一支払者制、複数支払者制、税額控除、管理競争型などがあり、国や地域により様々です。

タイプ

代表的なタイプとして、政府が民間医療機関に対して保険料を支払う形態(米国のMedicare・Medicaid)や、医療提供者が政府の直接雇用者である形態(英国)があります。カナダは全住民に対してこの制度を実施していますが、Medicare・Medicaidは対象者が限定されているため、ユニバーサルヘルスケアとは言えません。これらのタイプは組み合わせやバリエーションが存在します。

比較

米国は、ユニバーサルヘルスケアを導入していない唯一の先進工業国です。ブラジル、カナダ、コロンビア、ドイツ、アイルランド、メキシコ、イギリスなどがユニバーサルヘルスケアを実施している例です。

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