緊急治療室は支払能力のない患者を受け入れなければならないか?
安定化治療義務
緊急医療治療および労働法(EMTALA)により、メディケアやメディケイドの支払いを受け入れるすべての病院は、救急室に来た患者の状態を評価し、必要に応じて安定化治療を提供しなければなりません。安定化治療とは、患者の傷病が治療され、退院した際に健康に重大なリスクをもたらさない程度にまで対処することを指します。つまり、治療しなければ健康に深刻な危険が生じる可能性がある場合、病院は治療を拒否できません。
患者の転院
EMTALAの対象となる病院は、適切な施設がなく患者を安定化できない場合、転院を行うことができます。その際、転院先の病院が患者の治療に十分な設備を有し、実際に受け入れることを確認する義務があります。支払い能力が不明な患者を単に他院に「捨てる」ことは違法です。
分娩中の女性
米国保健福祉省によれば、陣痛が始まっている女性は医療緊急事態とみなされます。EMTALA対象の病院は、分娩中の女性を受け入れた場合、状態を評価し、出産を開始しなければなりません。安全に転院できる時間が十分にある場合は、設備の整った別の病院へ転院させることが認められますが、その判断は医療スタッフに委ねられます。
非参加病院
メディケアやメディケイドの支払いを受け入れない病院はEMTALAの規制対象外です。したがって、救急室を設置していても、保険未加入や支払い不能な患者を受け入れる義務はありません。いわゆる「営利病院」は法的に治療義務はありませんが、訴訟リスクを避けるために緊急時に安定化治療を行うことがあります。
