移行期における新生児看護モデル
概要
2004年にサルフォード大学のジュリア・カペルマンが提唱した新生児看護モデルは、NICU(新生児集中治療室)から家庭へ移行する際に、赤ん坊と家族が円滑に適応できるよう複数の具体的目標を設定しています。モデルは大きく「母親との連携」と「他者との連携」の2本柱から成り、特に「母親との連携」には4つのサブカテゴリーがあります。
1. 赤ちゃんの健康(Baby Well)
赤ん坊がNICUを退院し、健康な状態で新しい家族のもとへ帰れることを最優先目標とします。
2. 母親の幸福(Mum Happy)
特別な医療的ニーズを持つ新生児の母親は、初産の母親以上に大きな不安や負担を抱えます。医療専門職は、父親やその他のケア提供者("他者")と協働し、母親を包括的に支援する必要があります。
3. 連絡の維持(Keeping in Touch)
移行期間中の効果的な情報共有は、赤ん坊の健康状態を安定させ、母親や他のケア提供者が長期的な医療課題に圧倒されないようにする重要な手段です。
4. 家族の一員になる(One of the Family)
継続的な健康問題がある場合でも、できるだけ通常の生活を送れるよう支援します。新生児が新しい家庭で普通の生活を営むことが最終目標です。
実践への示唆
- 医療スタッフは母親と密に対話し、感情的・実務的サポートを提供する。
- 父親や祖父母など、他の家族メンバーをケアチームに巻き込み、役割分担と情報共有を明確にする。
- 退院後のフォローアップ計画を作成し、問題が生じた際の迅速な対応体制を整える。
