電子健康記録(EHR)のセキュリティを確保する方法

医療機関や患者にとって、健康情報のセキュリティは依然として最重要課題です。電子健康記録(EHR)に移行すれば紙媒体に比べてリスクは減りますが、完全な安全性を保つには継続的な対策が必要です。本稿では、機密情報を保護するための具体的な方策を紹介します。

具体的な対策

  1. ステップ1:スタッフへの周知徹底

    策定したアクセス・配布ポリシーを全スタッフに周知し、定期的に研修を実施します。健康情報の機密性と違反時の罰則を明確に伝え、業務に必要な情報以外へのアクセスは絶対に行わないよう徹底させます。

  2. ステップ2:アクセスコードの定期的な変更

    コードが盗まれたり不正利用されるリスクを減らすため、定期的にパスワードを変更します。数字・英字・記号を組み合わせた強固なパスワードを設定し、本人が暗記するよう指導し、他者への共有は禁じます。また、一定回数のログイン失敗でロックアウトする仕組みを導入すると効果的です。

  3. ステップ3:データベースの定期メンテナンス

    電子保存システムを適切に保守し、情報が破損・漏洩しないようにします。安全なサーバーへの保存と定期的なバックアップを行い、管理者権限は最小限の担当者に限定します。

  4. ステップ4:情報提供の厳格なガイドライン設定

    患者は自身の情報にアクセスできる権利がありますが、セキュリティ確保のため手続きは厳格に管理します。本人確認として写真付き身分証と署名を必須とし、第三者からの要請は承認書と患者の同意が必要です。法令で保護される情報は特に慎重に取り扱います。

  5. ステップ5:システム利用状況の監視

    不正アクセスを防止するため、利用ログを定期的にチェックします。ユーザーや部門別にアクセス履歴を追跡し、異常があれば直ちに担当者に連絡できるよう差異ログを作成・管理します。

以上の5つの対策を組み合わせて実施すれば、電子健康記録のセキュリティを高い水準で維持できるでしょう。

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