eHealthの歴史

eHealthは、医療分野と情報技術が融合した概念で、インターネットやWebを活用して医療情報を広く共有し、地域・国内・国際的なヘルスケアの向上を目指します。専門家は、技術を通じた情報のオープンな流れが医療の質を高めると評価しています。

主なマイルストーン

eHealthイノベーションプログラムの創設 (2000年)

カナダのユニバーシティ・ヘルス・ネットワークとトロント大学は、eHealthイノベーションプログラムを立ち上げ、医療専門家、科学者、ITエキスパートを集結させて「グローバルeHealthイノベーションセンター」を設立しました。ミッションは「誰もが最新の情報通信技術を活用し、最高の健康レベルを実現し、医療システムの資源を最適に活用できる世界を想像する」ことです。

ロバート・ウッド・ジョンソン財団のHealth e‑Technologies Initiative (2002年)

同財団はヘルスビヘイビア変容と慢性疾患管理を対象にeHealth推進を目的としたイニシアティブを開始。まずステークホルダーへの調査を行い、38件のインタビューからeHealthの利点と課題を把握しました。

欧州における市民のエンパワーメント (2004年)

アイルランドの指導者はeHealth会議を開催し、市民が自らの健康情報と治療に対してコントロールを持つことを目指しました。同年、欧州全体でeHealth技術の有効性を議論するタスクフォースが設置され、市民中心の医療情報活用が推進されました。

ブッシュ大統領による行政命令 (2004年)

ジョージ・W・ブッシュ大統領はeHealthに焦点を当てた行政命令を発し、医療記録のエラー削減や医師・患者への信頼できる情報提供、システム全体の効率化を促進しました。この命令により、米国保健福祉省は「全国医療情報技術調整官事務局」を設置し、標準化パネルや認証委員会、プライバシー・セキュリティ協働体制など複数のイニシアティブが立ち上がりました。

American Health Information Community (2005年〜2008年)

保健福祉省長官マイケル・レイヴィットは、医療業界のリーダーで構成されるAmerican Health Information Communityを創設し、IT活用促進策の提言を行いました。2008年に解散しました。

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