電子医療記録(EMR)の作成手順
医療機関では、患者の診療情報を電子医療記録(EMR)として管理することで、情報の更新が容易になり、関係者が迅速にアクセスできるようになります。本稿では、EMRを導入し、日常的に運用するための具体的な手順をわかりやすく解説します。
EMR導入・運用の手順
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ステップ 1: EMR ソフトウェアの選定とインストール
医療機関で使用しているコンピュータ環境に適合する EMR ソフトウェアを選びます。オンラインやベンダーから購入し、システムへインストールしてください。導入時に不明点やトラブルがあれば IT 専門家に相談し、スタッフ全員に操作方法を教育します。実務に入る前に十分に操作に慣れさせ、移行時の混乱を防ぎます。
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ステップ 2: ユーザー ID とパスワードの付与
医師、看護師、請求担当者など、EMR へのアクセスが必要な従業員に個別の ID とパスワードを設定します。ログイン手順や、ファイルの作成・変更・削除方法を指導し、必要に応じてアクセス権限の制限方法も説明します。また、患者情報の入力方法も併せて教えておきます。
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ステップ 3: 既存の診療記録から情報を収集
既存の診療記録を利用して必要情報を抽出 患者ごとに必要な情報(氏名・生年月日などの基本情報、既往歴、アレルギー、服薬情報、検査結果、保険情報など)を既存の紙ベースのカルテから抽出します。足りない情報は患者本人に確認し、同意書や治療許可書などの署名済み書類はスキャンして EMR に添付します。
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ステップ 4: EMR への情報入力と構成
収集した情報を EMR ソフトに入力し、情報種別ごとにセクションを作成します。例:薬剤情報は「Medication」セクション、アレルギーは「Allergy」セクションとし、見出しで明示します。重要項目はフラグやカラーで目立たせ、入力後は必ず校正して誤入力がないか確認します。
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ステップ 5: EMR の随時更新
住所変更や保険会社の変更など新たな情報が判明したら、すぐに EMR に反映させます。更新がすぐにできない場合は、目立つ場所にメモを残して後で修正できるようにします。変更後も必ず校正し、誤字脱字がないかチェックしてから保存します。
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ステップ 6: アクセス権の制御でプライバシー保護
患者のプライバシーを守るため、アクセス権を適切に設定します。医師や看護師は診療に必要な全情報へのフルアクセスが可能です。一方、請求部門のスタッフには請求情報や基本属性のみ閲覧できるよう、部分的な権限を付与します。
