ゲートキーパー/紹介モデル
HMOの最大の特徴は、すべての診療をまずプライマリ・ケア医(主治医)に依頼し、専門医を受診する際は主治医からの紹介状が必要になる点です。会員はこの手続きが煩雑で、専門医への受診まで時間がかかることに不満を抱きやすいです。
事前承認(プレオーソリゼーション)要件
外来・入院手術、入院、特定薬剤など多くの医療サービスは、事前にHMOから承認を得る必要があります。承認が得られないままサービスを受けると、保険金が支払われず、患者が全額負担するケースが頻発し、請求トラブルの原因となります。
ネットワーク医療機関の制限
HMO加入者は、契約した医師、病院、薬局のみ利用でき、ネットワーク外の医療機関で受診した場合は保険適用外となります。このため、地方の医療機関が少ない地域や、ネットワーク内の医師に満足できない場合に大きな不便が生じます。また、医療提供者側も、ネットワーク報酬が低く設定されることに不満を持ち、ネットワーク参加を辞めるケースがあります。
医療サービスの否認
医療サービスの提供可否は、HMOに所属する臨床専門チームが厳しく審査します。会員は、費用削減が優先され、実際の医療必要性が軽視されると感じ、利益相反の懸念を抱きます。異議申し立ての手続きはあるものの、最終的な判断はHMOまたはその委託先が下すため、納得しにくい状況が続きます。
