介護者が直面するリスクとは?
介護者は、主に家族や愛する人など、医療的に支援が必要な人の世話を担当します。介護は、心身のストレスが大きい時期に、必要な慰めや個別のケアを提供できるという大きなやりがいがあります。一方で、介護にはさまざまなリスクが伴い、ストレスや健康への悪影響を招くことがあります。
メンタルヘルスの崩壊
介護者は絶え間ないストレスと不安にさらされるため、うつ病を発症しやすくなります。Family Caregiver Alliance(FCA)の調査によれば、介護者の40〜70%が臨床的なうつ症状を示しています。介護先を施設に移した場合でも、不安やうつの症状は続くことがあります。
全般的な燃え尽き症候群(バーンアウト)
介護者は過度の疲労感や圧倒感に陥りやすく、自分の趣味や人間関係を犠牲にしてしまうことがあります。生活が介護中心にシフトすると、自己の興味や楽しみが失われ、うつや活力の低下につながります。
健康への悪影響
介護に時間とエネルギーを注ぎすぎると、自己の健康管理が疎かになりがちです。FCAによると、10人に1人の介護者が健康状態の悪化を報告しており、心臓発作やがんの発生率は非介護者の約2倍に上ります。
経済的問題
介護は多くの場合、介護者が単独で負担するため、財政的な圧迫が生じます。医師の診察や介護関連の手続きで仕事を休む必要があり、最終的に働く時間が減少することもあります。また、医薬品や在宅医療の費用が保険適用外の場合、出費が大きくなります。
