患者ポリシー
採血を行う際は、患者の氏名をフルネームで確認し、腕帯と照合します。外来患者の場合は生年月日も確認してください。採血中は患者と会話し、リラックスさせることが重要です。
静脈穿刺の準備
採血室に入る前に、採血用チューブ、針、止血帯、アルコールワイプ、ガーゼ、絆創膏、医療テープ、針廃棄容器、手袋など必要な備品をすべて揃えておきます。
穿刺部位はまず、腕の正中腋窩静脈や頭側静脈を選びます。代替として、上腕背側の大静脈や手背側の静脈が用いられます。足の静脈は合併症リスクが高いためできるだけ避けます。また、瘢痕、血腫、既往の乳房切除部位、IVラインがある腕は避けるべきです。
指で静脈走行を確認し、動脈(拍動があり、壁が厚く弾性がある)を誤って選ばないよう注意します。患者の全身状態や、接着剤・消毒剤・ラテックスへのアレルギーも事前に確認してください。
採血手順
患者はベッドに座るか仰向けに寝かせ、腕を伸ばした状態で固定します。止血帯は穿刺部位の上方数インチに巻き、締めすぎず2分以上は付けたままにしません。患者には握りこぶしを作るよう指示し、手をポンピングしないよう注意します。部位はアルコールワイプで消毒し、乾燥させてから針を刺入します。
親指で皮膚を引き締め、静脈を安定させます。針は皮膚表面に対し15〜30度の角度で素早く刺入します。採血中は患者に声を掛け続け、安心させます。
最後の採血チューブが満たされたら、止血帯を外し、針を速やかに引き抜きます。抜去後はガーゼで圧迫止血し、血腫ができないよう十分な圧力をかけます。使用済み器具は適切な容器に廃棄し、ラベル付けしたチューブは速やかに検査室へ搬送します。
2回失敗した場合は、患者に追加採血の許可を求めます。失敗が続く場合は、他の検査技師、看護師、または医師に協力を依頼します。
