急性期医療での睡眠障害を防ぐ実践ガイド

睡眠は体の正常な機能に欠かせませんが、急性期医療の病棟では患者が十分な睡眠を取れないことが多いです。スタッフの巡回や点滴ポンプのビープ音、酸素バルブのヒューヒュー音、明るい照明などが夜間の睡眠を妨げます。出産や選択的手術など、入院が予定されている場合は、事前に睡眠環境を整える計画を立てましょう。すでに入院中の場合は、スタッフとコミュニケーションを取り、休息できるよう配慮を依頼してください。

必要なもの

  • アイシールド(目を遮光するため)
  • 耳栓(騒音対策)

実践手順

予定入院前にできること

  1. 遮光・防音グッズを準備:アイシールドと耳栓を用意し、ルームメイトがいる場合でも光と音をできるだけ遮断できるようにします。
  2. 病棟見学を行う:不安は睡眠の大敵です。実際のユニットや部屋を事前に見学し、環境に慣れておきましょう。
  3. スタッフの巡回スケジュールを把握:施設によっては2時間ごとにチェックが入ります。バイタルサイン測定や水分確認のタイミングを確認し、睡眠時間を確保できるよう計画します。

すでに入院中の場合

  1. スタッフのルーティン調整を依頼:例えば、バイタルサインが深夜0時から4時間ごとに行われる場合、11時30分に測定してもらえるか相談し、連続した睡眠時間を確保します。複数回の呼び出しを防ぐため、IVポンプのチェックなども同時に行ってもらうよう依頼しましょう。
  2. 夜間の部屋立ち入りを制限:看護師に「夜間は必要最小限のスタッフのみ入室」と伝え、ドアに「入室前に看護師へ確認」のサインを貼ってもらうと、ハウスキーピング等の無用な立ち入りを防げます。
  3. 睡眠薬の活用(必要に応じて):深夜のバイタル測定の約1時間前に睡眠薬を服用すれば、薬が効き始めるタイミングで自然に眠りにつくことができます。

上記の対策を組み合わせることで、急性期医療の環境でも質の高い睡眠を確保し、回復を促進することが期待できます。

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