血小板濃縮製剤の保存方法

血小板は全血の成分のひとつで、正常な止血に不可欠です。血小板数が減少したり機能が異常になると、血液凝固が阻害され出血の危険が高まります。医療技術の進歩により、全血から血小板を分離し、濃縮した製剤として保存・輸血できるようになりました。献血は赤十字社などの献血センターで行われ、専用装置で血小板を分離し、残りの血液は献血者に返却されます。得られた血小板濃縮製剤は、血小板保存用に認可されたプラスチック容器に入れられ、病院や医療施設へ輸送されます。

必要なもの

  • 血小板濃縮製剤(ユニット)
  • 血小板ローテーター
  • 体温計
  • 室温20〜24℃を維持できる作業スペース

保存手順

  1. 血小板濃縮製剤を発注します。自施設で献血・製剤作成を行わない場合は、赤十字社など外部から注文します。電話またはFAXで注文し、必要単位数は担当医師の指示と施設のポリシーに従います。
  2. 血小板ローテーターを、室温が20〜24℃に保てる場所に設置します。温度が低すぎる場合は暖房を上げ、暑すぎる場合は氷にファンを当てるなどして調整します。温度が範囲外になると血小板の機能が低下します。
  3. 血小板濃縮製剤が届いたらすぐにローテーターにセットし、電源を入れます。血小板はプラズマ中に均一に懸濁させるため、ゆっくりかつ連続的に回転させる必要があります。ローテーターの近くに体温計を置き、定期的に温度を確認します。
  4. 看護ユニットに血小板が到着し、輸血準備ができたことを連絡します。血小板は到着後できるだけ早く輸血することが推奨されます。
  5. 輸血が完了したらローテーターの電源を切り、使用した容器は適切に廃棄します。

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