カテーテルについて
カテーテルは、体内の液体を排出したり注入したりするためのシンプルな医療器具です。古代ギリシャでは葦(あし)を使って膀胱を排出し、ベンジャミン・フランクリンは兄の膀胱結石の治療のためにカテーテルを作ったと伝えられています。現在はシリコンなどの高分子素材が主に使用され、柔軟で細いものから、特定の目的に合わせた硬く太いものまでさまざまです。
定義
現代のカテーテルは主にシリコン製のポリマー管でできており、体液に対して反応しません。病院で最も一般的に使用されるのは「ギブン‑ウォルシュ」カテーテルで、二人の医師が近代化したことにちなんで名付けられました。
液体の排出
カテーテルは体内の余分な液体を排出するために使用されます。例えば、フォーリーカテーテルは膀胱から尿を安全に排出する専用デザインです。他にも膿瘍や体腔にたまった危険な液体を除去するタイプがあります。
液体の注入
カテーテルは栄養補助や薬剤を直接体内に投与する手段としても利用されます。時間が限られている場合や通常のラインが使えない場合に有効です。また、血管形成術(アンジオプラスティ)や副鼻腔バルーン手術、動脈・静脈血圧の直接測定など、心臓疾患の治療でも重要な役割を果たします。
注意点
カテーテル使用に伴う細菌感染は深刻な問題です。救急部だけでも年間約200万人が中心静脈カテーテルを装着し、そのうち約10%が感染します。手指衛生や機器の滅菌など、病院でのベストプラクティスを徹底することが予防の鍵です。
警告
ほとんどの場合、カテーテルは安全に使用できますが、稀に破裂や先端が折れるケースがあります。カテーテル挿入後に痛みや違和感を感じたら、速やかに医療従事者に相談してください。
