スリングホイストの使い方
病気や怪我で寝たきりの方を、介護者が背中に負担をかけずにベッドから椅子へ移動させるためにスリングホイストが使用されます。ホイストはスタンドとアーム、そしてスプレッダー・バーで構成され、スリングはこのバーに取り付けます。病院、介護施設、在宅のいずれでも活用されています。
使用手順
- バッテリと点検の確認
電源を入れてバッテリが正常に作動するか確認します。メンテナンスステッカーの日付を確認し、6か月ごとの点検が行われているかチェックします。対象者の体格・体重・形状に合ったスリングを選びます。 - ブレーキの設定と作業高さの調整
ベッド・椅子のブレーキをしっかりかけ、必要に応じてベッドを作業しやすい高さに持ち上げます。 - スリングの装着
対象者を横向きに寝かせ、背中の下にスリングを滑り込ませます。スリングの下端を股関節まで入れ、太もも部分をスリングのレッグスラットに乗せます。背中側に少したるみを作り、対象者を仰向けに転がします。脚と体の下部がスリングに入るように調整します。 - スリング位置の確認と取り付け
股関節下のスリング底部がたるんでいないか確認し、レッグ・チェスト用アタッチメントをスプレッダー・バーに取り付けます。 - 持ち上げと移動
まず少しだけ持ち上げ、アタッチメントがしっかり固定されているか確認します。ベッドや椅子から離れるまで持ち上げたら、目的地までホイストと対象者を移動させ、ゆっくりと下ろします。 - 取り外しと片付け
アタッチメントを外し、ホイストを対象者から離します。対象者が自分のペースでスリングから離脱できるよう、ゆっくりとサポートしながら取り外します。
以上の手順を守ることで、介護者の腰への負担を減らし、安全に移乗作業を行うことができます。
