長期ケア用シャワーチェアの使用手順
シャワーチェアは長期ケアを受ける利用者が入浴やトイレを安全かつ快適に行えるようサポートする家具です。車輪付きの座面は移動を容易にし、防水素材で作られているため浴室内外での使用に適しています。
準備
シャワーチェアを使用する前に、患者さんを安全にチェアへ移乗します。まずブレーキをかけて車輪が動かないようにし、足置きを上げた状態で患者さんが座りやすいようにします。バランス感覚が低下している患者さんには、しっかりと支えて背もたれまで座らせ、足置きを元に戻します。
シャワー時の手順
チェアのトイレシート下にバケツが装着されている場合は、シャワー前に取り外します。残っている水が溢れると浴室が汚れるだけでなく、洗い流しも妨げられます。
濡れたタイルは滑りやすいため、患者さんを慎重に車輪で浴室まで移動させ、適切な位置でブレーキをかけます。シャワーが終わったら患者さんとチェアをしっかり乾かし、余分な水分が床に広がらないようにします。特に車輪に残った水は滑りやすさの原因になるため、チェアを出す際はシャワー外側に乾いたタオルを敷いて車輪の水分を吸収させます。
トイレ利用時の手順
シャワーチェアはトイレ使用を2通りに対応できます。チェアのシート下に受け皿を取り付けて排泄物を受け止め、ベッド上での休養や移動時の痛みがある患者さんに便利です。もう一つは、チェアを普通のトイレの上に乗せて座面の高さを上げ、低いトイレからの立ち上がりが困難な患者さんがプライバシーを保ちつつ利用できる方法です。
