ドキソルビシン投与時に看護師が患者を綿密に監視する重要性とは
心毒性の兆候と症状
ドキソルビシンは多くのがんに有効なアントラサイクリン系抗生物質ですが、心毒性という重大な副作用を伴うことがあります。症状は軽度から重度まで様々で、最悪の場合は致命的です。
心毒性リスクを高める要因
- ドキソルビシンの累積投与量
- 患者の年齢
- 高血圧、糖尿病、冠動脈疾患などの既往症
看護師が実施すべき監視項目
- 投与前後の血圧・心拍数などバイタルサインの測定
- 心音の聴診(異常なギャロップ音や雑音の有無)
- 呼吸困難、倦怠感、足のむくみなど心不全症状の有無を患者に確認
異常が認められた場合の対応
心毒性の兆候や症状が見られたら、直ちに担当医に報告し、必要に応じて心エコーや血液検査(トロポニン等)による追加評価を実施します。
