メディケイド免除規制の概要と実務的なポイント

メディケイド免除(waiver)は、州が連邦資金を従来の州・連邦基準に合致しない形で活用できる制度です。主に以下の3つの条項が利用されます。

Section 1115 ― 研究・実証プロジェクト

社会保障法第1115条は、メディケイドの目的達成に資する実験的・パイロット的な研究・実証プロジェクトを許可します。承認は米国保健福祉省長官が行い、州は新たな政策アイデアを試す柔軟性を得ます。対象は従来メディケイドの対象外だった人々や、通常カバーされないサービスも含まれ、5年ごとの期間で予算中立性(連邦政府への追加費用がないこと)が条件となります。

1915(b) と 1915(c) の組み合わせ免除

多くの州は1915(b)条と1915(c)条を組み合わせ、 高齢者や障害者に継続的なサービスを提供しています。1915(b)はサービス提供者の選択を限定できる権限を、1915(c)は在宅・地域ベースの長期ケア(例:家事支援やレスパイトケア)を認めます。組み合わせる際は、各免除の要件(1915(b)の費用効果と1915(c)の予算中立性)を別々に満たす必要があり、更新手続きも個別に行います。

Section 1915(c) ― 在宅・地域ベースのサービス免除

1915(c)免除では、熟練看護などの医療サービスと、レスパイトケアや家事支援といった非医療サービスを同一プログラムで提供できます。非医療サービスは、資格を満たす家族や友人が提供者になることも可能ですが、配偶者や未成年子どもの親が有償で提供することは原則認められていません。利用者数や提供者の範囲は州ごとの裁量で決定されます。

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