メディケイド資産規則の概要
メディケイドは州が運営し、連邦の指針と資金が一部提供される医療保険制度です。受給資格は所得と資産の上限で決まり、州によって異なります。通常、資産は貯金・当座預金・現金合わせて2,000ドルまでとされ、主たる居住用不動産と1台の自動車は除外されます。メディケイドは施設入所者の介護費用もカバーします。
転送ペナルティ
メディケイドでは、資産を適正な対価なしに譲渡した場合、受給資格にペナルティが課されます。特に『Deficit Reduction Act(DRA)』に基づく資産移転は厳しく制限され、譲渡した資産の価額を、州の平均的な民間負担の養護施設費で割った月数だけ受給資格が停止されます。たとえば、州の養護施設月額費が5,000ドルで、譲渡した資産が50,000ドルの場合、10か月間はメディケイドの給付を受けられません。
ペナルティの例外
以下の場合は転送ペナルティが免除されます。
- 盲目または障害のある子どもへの資産譲渡、またはそのための信託設立。
- 配偶者への譲渡、または配偶者の利益になる形での譲渡。
- 65歳未満の障害者のために設立した信託(受給者本人が受益者である必要はありません)。
- 受取人が配偶者、21歳未満の子ども、盲目・障害者、または入所前に居住していた兄弟姉妹である場合の住宅譲渡。
養護施設入居者の収入取り扱い
メディケイドの規則では、養護施設入居者の収入は基本的に施設費に充当されます。ただし、医療費の自己負担分(診療費の共済金、自己負担額、保険料、同居する扶養家族の介護費用など)は差し引かれます。入居者には通常月額100ドル未満の個人介護手当が支給されますが、金額は州ごとに異なります。
収入上限が設定されている州
一部の州では「収入上限プログラム」を採用しており、入居者の月収が2,022ドル(2010年基準)を超えると、超過分はミラートラスト(Miller Trust)に預けなければ受給資格が失われます。
