メディケイドの市民権要件と証明書類
米国の市民や一定の資格を持つ外国人(永住権保持者、難民、庇護を受けた者など)は、州が運営する低所得者向け医療保険プログラム「メディケイド」の対象になるため、米国市民権を証明する書類を提出する必要があります。市民権の証明は原則として一度だけで済みます。2009年に制定された子ども医療保険プログラム再認可法(CHIPRA)により、証明方法が追加され、新生児の市民権書類に関する規則も改正されました。
帰化市民の証明書類
帰化した市民は、以下のいずれか1枚の書類を提示すれば市民権を証明できます。
- 米国パスポート
- 帰化証明書(N-550 または N-570)
- 米国市民権証明書(N-650 または N-561)
- 保健福祉省長官が指定するその他の書類
その他の証明書類
上記の帰化市民用書類が用意できない場合は、出生証明書1枚と身分証明書1枚を組み合わせて提出します。
出生証明書の例:
- 米国出生証明書
- 米国国籍を持つ者の海外出生報告書(Form FS-545)
- 国籍証明書(Form I-197 または I-179)
身分証明書の例:
- 写真付きの政府発行IDまたは州発行運転免許証
- 米軍扶養家族IDカード
- 米国沿岸警備隊商船乗員カード
- ネイティブ・アメリカン部族の証明書
子どもに必要な書類
16歳未満の子どもは、以下のいずれかを提示する必要があります。
- 学校の成績表または出席記録
- 保育園・幼稚園の在籍記録
- 保護者が作成した宣誓供述書(アフィダビット)
CHIPRAによる新たな証明方法(2009年)
CHIPRAにより、州は申請者の氏名と社会保障番号(SSN)を社会保障局(SSA)に照会し、SSAが保有する市民権・国籍情報と照合して市民権の有無を確認できるようになりました。これにより、書類提出の代替手段が提供されました。
新生児の取り扱い
従来は新生児は出生後1歳になるまで自動的にメディケイドに加入させ、その後で資格審査が行われていました。CHIPRAは「新生児は生まれた時点で市民である」と明記し、別途書類による確認を不要としました。
