ICD-9コードインデックスのコーディングヒント
診断の正しい把握
診療記録をざっと見るだけでは、病歴と診断を取り違えることがあります。診断が補助的なものか、現在の診断かを文脈で確認し、複数の診断がある場合は臨床的な重要度で順位付けしてください。これを怠ると、支払いが不足したり、根拠のない診断で請求が却下される恐れがあります。
標準化された略語の使用
施設独自の略語リストに載っていない略語は使用しないよう注意しましょう。眼科などでは同じ文字列が全く異なる意味を持つことがあります。例えば「NV」は「血管新生(Neovascularization)」でも「近距離視力(Near Vision)」でも、文脈次第です。誤解が生じると、根拠のない診断が生まれ、支払い拒否につながります。
時間管理への配慮
診療の日時を正確に把握してください。診療が深夜を跨いだ場合、サービス提供日が正しく記録されていないことがあります。また、24時間以内に複数の医師が関わった場合は、同一期間に対して重複請求をしないよう注意しましょう。
このようなミスは、請求漏れや二重請求を招き、二重請求はクレームの却下原因となります。
適切な文書作成
1回の受診で複数の診断が記載されることはよくあります。患者の状態と提供したケアを踏まえて、適切な請求コードを選択してください。診断が安定している、または治療が不要な場合は、請求を正当化する根拠が不足します。コードを使用する際は、診断を裏付けるすべての情報を文書に明記しましょう。
請求の迅速な提出
医療保険会社は請求受領期限を厳格に設定しています。多くは1〜2か月、Medicareでさえ最長でも6か月です。この期間を過ぎると、再提出や修正の余地がほとんどなくなります。期限内に請求を提出しないことは、診療所にとって最もコストのかかるミスのひとつです。
