看護診断におけるリスク記載の手順
登録看護師は実務者として、患者の看護的観点からケアや治療計画の決定を行います。その中で、潜在的な医療合併症やリスクを特定する「リスクがある」看護診断を行います。
手順
-
患者を総合的に評価します。看護臨床パスに沿い、身体的状態だけでなく心理的・情緒的側面も含めて検討します。
-
患者の状態や予定されている治療から生じうる問題を批判的に検討し、注意すべきリスクの一覧を作成します。
-
作成したリスク診断を、北米看護診断協会(NANDA‑I)のリスク診断リストと照合します。NANDA‑I 用語を用いることで、チーム全体が統一された言語でコミュニケーションできます。
-
リスク診断を患者のケア計画に記入します。リスク対象となる状態や合併症を列挙し、診断根拠を添えます。例:「抗凝固薬増量により出血リスクあり」
-
患者の状態変化に応じて診断を更新します。例えば、創傷感染リスクが解消された場合は診断を削除し、肺炎入院患者が睡眠行動障害(睡眠歩行)と判明した場合は新たなリスク診断を追加します。
