看護における輸血手順と安全管理
輸血プロセスの開始
安全な輸血の第一条件は、医師の正式な指示です。看護師は医師のオーダーなしに輸血を行うことはできません。指示は検査室へ回され、患者の血液型の判定(タイピング・スクリーン)や交差適合試験が実施されます。これにより、患者に適合した血液が確実に選ばれます。
血液の二重チェック
通常、二名の看護師が血液ユニットを確認します。確認項目は次のとおりです。
- 患者本人かどうか
- 血液型が一致しているか
- 医療記録番号と腕帯番号が一致しているか
- 血液の有効期限が切れていないか
- Rh(陽性/陰性)情報が正しいか
チェックが完了したら、両看護師が署名し、記録に残します。
輸血前の準備と確認
輸血前に、血液を投与する静脈路が確実に開通しているか(パテント)を確認します。また、輸血開始前にバイタルサイン(体温、血圧、脈拍、呼吸数)を測定し、異常があればすぐに医師に連絡します。
輸血中のモニタリング
輸血中は15分ごとにバイタルサインを測定します。以下のような異常反応が認められた場合は、直ちに輸血を中止し、医師に報告します。
- 発熱
- 蕁麻疹や皮膚発疹
- 呼吸困難や胸痛
- 血圧の急激な変動
以上の手順を遵守することで、輸血は安全かつ効果的に実施できます。
