メディケアASPとは何か?
概要
従来、医療保険プランは薬局で投与される薬剤の価格算定に平均卸売価格(AWP)方式を使用していました。しかし、AWPの不透明な取引が問題視されるようになり、2005年にメディケア近代化法(Medicare Modernization Act)はメディケア・パートBの支払い方法を平均販売価格(ASP)方式へと切り替えました。
NDC(National Drug Code)とは
製薬メーカーは、薬剤の製造元、剤形、包装サイズを示す11桁のコードであるNDCを用いてASPを報告します。各NDCごとにASPと販売数量を、四半期ごとに米国医療保険・医療補助サービスセンター(CMS)へ提出する義務があります。
HCPCS(Healthcare Common Procedure Coding System)とは
CMSは医療サービスや医薬品を標準化してコード化するためにHCPCSというシステムを使用しています。HCPCSはNDC情報を基に標準価格を算出し、メディケアASPはこのHCPCSコードに対して、体積加重平均ASPの106%を支払います(NDC自体には直接支払われません)。
メリット
メディケア支払い諮問委員会(MedPAC)が2007年1月に議会へ提出した報告書によれば、ASP方式への移行によりパートBの薬剤費は2004年から2005年の間に8億ドル以上削減されました。この節約は、メーカーがAWP方式で不当に価格を上乗せしていた慣行が廃止されたことによるものです。
