メディケアとメディケイドのカバレッジ比較

対象者

メディケアの対象は、65歳以上の高齢者、24か月以上の社会保障障害保険(SSDI)受給者、または末期腎不全(ESRD)患者です。一方、メディケイドは連邦法で妊婦、障害者、盲目者、65歳以上の高齢者、子どもをカバーすることが義務付けられており、州ごとに対象範囲が拡大されることもあります。

適格要件

メディケイドは、州ごとに定められた連邦貧困基準に基づく所得・資産制限が厳しく設定されています。対照的に、メディケアは所得や資産に関係なく、年齢や障害の条件を満たすだけで加入できます。

資金源

メディケアは全額連邦政府が負担しています。メディケイドは連邦政府と州政府が共同で資金を拠出し、連邦側は「連邦医療援助率(FMAP)」というマッチング率で各州に支払います。財政力が高い州は約50%、財政力が低い州はそれ以上の割合が支給されます。

実施方法

両制度は「医療保険・医療扶助センター(CMS)」の監督下にありますが、メディケアはCMSが直接管理します。一方、メディケイドは州ごとに運営が委ねられ、各州が独自の申請手続きや基準を設定しています。メディケアの申請手続きは全米共通です。

提供されるサービス

基本的に両制度は包括的な医療サービスを提供しますが、いくつかの違いがあります。歯科サービスは大きな相違点で、メディケイドは対象者に対し予防検診やクリーニングを含むフルカバーを義務付けていますが、メディケアは医療上必要と認められた場合に限りカバーします。また、メディイドはベンゾジアゼピンやバルビツール酸系薬、一般用医薬品など、一部の薬剤をカバーしますが、メディケアは法律上これらをカバーできません。なお、メディケイドのカバー範囲は州ごとに異なります。

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