双極性障害のムード追跡ガイド

双極性障害(躁うつ病)は、生涯にわたって続く疾患ですが、適切な治療でコントロールできます。気分が極端に高揚する躁状態と、深い絶望感に支配されるうつ状態が交互に現れるため、症状のパターンを把握することが治療の鍵となります。ムードチャートは、医師が原因を分析しやすくする有効なツールです。

必要なもの

  • ノート(またはムードチャート用の紙)

ムードチャート作成手順

  1. チャートの基本構成を作る

    各ページに氏名、生年月日、チャート開始日と終了日を記入します。1ページは1か月分とし、例として6月10日から始めたら、7月10日で終了し、次のページはその翌月に続けます。

    列は「治療情報」「主要な出来事」「月経周期(女性)」「気分」の4つを基本に設定し、生活に大きく影響する項目をすべて記録できるようにします。

  2. 服薬情報を記録する

    治療情報の列に、薬の開始・中止日、用量変更を記入します。服薬しなかった日は「×」でマークし、必要に応じて「随時服用」した薬も用量と服用回数を記録します。

    気分の変化があった場合、直前の服薬状況と照らし合わせて原因を探ります。

  3. 月経周期を記録する(女性のみ)

    ホルモン変動は気分に影響を与えることがあるため、月経開始日と終了日をチャートに書き込んでおきます。

  4. 重要な出来事をリストアップする

    昇給や家族からの不吉なニュースなど、日々の出来事が気分に与える影響は大きいです。出来事が起きた日付と内容を「主要な出来事」列に記入しましょう。

  5. 個人的要因を追跡する

    睡眠時間や体重など、個人差のある要因も気分に関与します。睡眠が不足するとイライラや躁に傾き、過剰な睡眠はうつ状態を助長することがあります。自分に合ったパターンを見つけるために、これらの情報も記録してください。

  6. その日の気分を評価する

    「うつ」「躁」「通常」の3つの項目を設け、該当するものにチェックを入れます。複数同時にチェックしても構いません。

    さらに、気分の重症度を0〜3のスケールで評価します。0はほとんど症状がなく、3は最も重い状態です。

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