発達性協調運動障害(ディスプラクシア)への支援活動

ディスプラクシアは子どもの言語発達や運動発達(はいはい、立ち上がり、歩行など)に影響を与えます。思考と動作を結びつけるのが難しく、単純な作業でもフラストレーションが生じやすいです。ただし、知能や能力そのものには影響しませんが、学習上の困難を招くことがあります。

室内の日常活動

  • 短く具体的な指示を出し、できるだけ目を合わせてコミュニケーションします。笑顔・悲しみ・怒りなどの表情と感情を結びつけて説明すると理解が深まります。

    手や腕を使うエクササイズから始め、立った状態で段ボールチューブと大きなボールを使って投げ合い練習を行います。仰向けに寝た状態では、腹・肩・足で同様の動作をさせます。音楽に合わせて手拍子や足踏み、ジャンプなどを取り入れると楽しく取り組めます。励ましと肯定的なフィードバックは自信向上に大きく寄与します。

手と脳の協調エクササイズ

  • ペンや鉛筆を持つことが難しい子どもには、黒板に文字を書き、子どもにコピーさせながら同時に文字名を声に出させます。文字→単語→文と段階的に進めましょう。

    中国将棋やビーズを穴に差し込むゲームで微細運動を鍛え、達成時にご褒美を与えるとやる気が高まります。また、キーボード操作を教えることで、日常生活で欠かせないコンピュータスキルを身につけさせることができます。

日常生活スキルの指導

  • 衣服の着脱や靴の履き方など、日常的な動作を実演しながら真似させます。歯ブラシを持ち「歯ブラシ」と言いながら歯磨きを見本し、子どもにも同じ動作をさせます。

    手洗い・手拭きの練習や、「お腹がすいた」「疲れた」「こんにちは」などの語彙を示し、動作と結びつけて覚えさせます。言語障害が社会的な不安につながりやすいため、繰り返し練習し安心感を与えることが重要です。

屋外活動と時間管理

  • 身体を動かす屋外遊びを企画し、運動能力の向上を図ります。ゲーム開始前に「数分で始めます」と告げ、準備の時間感覚を養わせます。開始と終了の時間を設定し、スケジュール通りに進行させることで時間管理能力が身につきます。

    家族や友人を招いてスポーツや水泳、武道、写真撮影などに参加させると、社会性と自尊心が育まれます。

上記の支援策を組み合わせて実践することで、ディスプラクシアの子どもたちが自立しやすくなり、学習や社会生活での自信を高めることができます。

メンタルヘルス(一般) - 関連記事