マスタートリートメントプラン(Master Treatment Plan)
このアプローチは、現在直面している問題に焦点を当てます。患者は入院施設やレジデンシャル治療センターに入所し、デトックスや否認段階の治療が行われます。リアリティ・セラピーを用いて、患者はコミュニティでの責任や行動に目を向けます。過去の未解決問題が原因で薬物に逃げる場合は、体験的セラピーを、認知機能の障害がある場合は認知療法を適用します。
性別別のグループやレジャーセラピーも実施し、関係性の課題を探求しながら、薬物に頼らず楽しむ方法を学びます。最後に家族向けワークショップを行い、依存が家族や友人に与える影響を共有します。
ケアレベルのマッチング(Matching the Level of Care)
個々の患者に最適なプログラムを設計することが特徴です。デトックスや再発防止に必要なケアの程度を評価し、以下の要素を組み合わせます。
- 再発防止トレーニング:グループ療法、サポートグループ、家族療法・教育
- 12ステップ原則の導入:構造化された段階的計画で進捗を可視化
- 認知再構成:精神疾患や感情・行動の問題に対する治療
これにより、患者は自分に合った支援を受けながら、段階的に回復へと進むことができます。
12ステップ・アプローチ(The 12‑Step Approach)
元々はアルコール依存症の治療に用いられた12ステッププログラムが、近年は化学依存症の回復にも広く採用されています。個人の選択で参加し、グループと個別のサポートを受けながら、再発は本人の責任と位置付けられます。
スピリチュアルな側面を持ちつつ、参加者は自分だけでないことを実感し、行動をコントロールできると学びます。日次・週次・月次のミーティングで同じ課題を抱える仲間と出会い、体験談や対処法を共有し、共通の目的である「シラバス(禁酒・禁薬)を維持」するミニコミュニティを形成します。
スポンサー制度が重要で、スポンサーが患者をプロセス全体で導きます。各ステップを順に進むことで、自己問答を通じて問題を正直に見つめ、解決策を見出すことが求められます。
