行動介入のテクニック
行動介入とは、対象者の行動を意図的に変える手法です。主に「ポジティブな行動を促す」か「ネガティブな行動を抑制する」ことを目的とし、環境設定や結果付与、先行事象の調整などさまざまなアプローチがあります。
環境設定(イベント設定)
行動に影響を与える最も簡単な方法は、状況そのものを変えることです。たとえば、子どもがテレビに気を取られて食事に時間がかかる場合、テレビを消すだけで集中できる環境が整います。
ネガティブな結果(罰)
望ましくない行動に対し不快な結果を伴わせることで、行動と不快感を結びつけます。例として、食事中に食べ物をテーブルに投げる子どもを、毎回数分間「ステップ」(タイムアウト)に座らせると、徐々に投げる行動が減少します。
ポジティブな結果(報酬)
望ましい行動に対して肯定的な結果を与えることで、行動の継続を促します。食事中に食べ物を投げない回数に応じて星を付け、一定数に達したらご褒美を与えると、子どもは自然と正しい行動を選びやすくなります。
先行事象(先行条件)
行動の直前に起こる出来事を「先行事象」と呼びます。先行事象を変えることで行動自体を変えることが可能です。たとえば、昼寝直後に食事を始めると機嫌が悪くなる子どもには、起床時間を調整し、落ち着いた状態で食事を始めさせると効果的です。
