AVMが引き起こすてんかんの種類と症状
AVMによるてんかんの概要
AVM(動静脈奇形)に起因するてんかんは、AVMの位置や主要脳構造との近さにより、焦点性発作または全般性発作のいずれか、あるいは両方が現れます。
焦点性発作
焦点性発作は脳の特定部位から始まります。AVMが原因となる最も一般的な焦点性てんかんは側頭葉てんかんです。
側頭葉てんかんの主な症状
- 凝視発作(視線が固定される)
- 自動症(唇をもむ、手をこするなどの反復動作)
- 意識障害や認知低下
前頭葉てんかんもAVMにより発症することがあります。
前頭葉てんかんの主な症状
- 四肢の痙攣や硬直などの運動発作
- 言語障害
- 行動や人格の変化
全般性発作
全般性発作は脳の両側が同時に関与します。AVMが原因で最も頻度が高い全般性発作は強直間代発作(旧称:全般性強直間代発作)です。
強直間代発作の特徴
- 意識消失
- 全身の硬直
- 四肢のけいれん様運動
- 排尿・排便失禁
欠神発作(旧称:小発作)もAVMに起因することがあります。
欠神発作の特徴
- 短時間の凝視、瞬きや眼瞼の揺れ
- 意識が一時的に低下することもある
Sturge-Weber症候群
稀にAVMは進行性神経障害を伴うSturge-Weber症候群を引き起こすことがあります。この症候群はてんかん、知的障害、顔面の赤い血管拡張(葡萄酒色斑)を特徴とします。
