遺伝的要因
未分化型統合失調症は遺伝的要因が関与していると考えられます。患者の家族に同様の症状がある場合、発症リスクは約10倍に増加します。研究では、遺伝的素因があっても特定のトリガーにさらされなければ発症しない可能性が示唆されています。
移住・環境変化
異国への移住や新しい環境への適応が困難な人は、未分化型統合失調症を発症しやすいと報告されています。家族から離れ、文化的偏見や生活習慣の変化にストレスが加わることがリスク要因と考えられます。
ウイルス感染
ウイルスが海馬を損傷し、感覚処理に影響を与えることで統合失調症が引き起こされるという説があります。候補としては単純ヘルペスウイルスや内因性レトロウイルスが挙げられます。
家族環境
フィンランドの研究では、機能不全家庭の子どもの36%が統合失調症の何らかの形態を示すのに対し、健全な家庭では6%にとどまります。症状が現れた場合、患者は妄想に固執し治療を拒むことがあるため、家族の積極的なサポートが重要です。
その他のトリガー
寒冷で都市部に生まれた人や、インフルエンザ、ポリオウイルス、呼吸器疾患、風疹に感染した人は、統合失調症の発症リスクが10〜50%高まります。また、胎児期に飢餓、母親のうつ、喪失、洪水などのストレスにさらされた場合もリスクが上昇します。
