集団が成長する要因とは?
人類は何千年もかけて人口10億に達しましたが、過去200年で人口は急増しました。国連によると、2011年時点で世界人口は約70億に近く、今後90年で10.1億に達すると予測されています。人口増加の主な要因は、死亡率の低下と出生率の上昇です。
出生率 (Fertility Rates)
- 平均的な女性が生涯に約2.1人の子どもを産むと人口は増加します。これ以下の出生率が続くと、人口は横ばいまたは減少します。出生率が高い国は主にアフリカにあり、アジアやオセアニア、中央アメリカ、南米のボリビアなどでも見られます。一方、低出生率の国はヨーロッパ、アジア、カナダ、ブラジル、チリなどです。
平均寿命 (Life Expectancy)
- 人々が長生きするようになったことも人口増加に寄与しています。2005〜2010年の世界平均寿命は68歳でしたが、国連は2100年までに81歳に上昇すると予測しています。死亡率の低下が出生率の低下よりも速く進んでいるためです。
医療の進歩 (Health Care Advances)
- 過去200年で抗生物質やワクチン、公共衛生の改善により、インフルエンザ・天然痘・ポリオなどの感染症による死亡率が大幅に減少しました。また、HIVなど従来治療困難だった疾患への突破口も開かれ、生存率が向上しています。
食料生産の向上 (Better Food Production)
- 人口増加に伴い、農業技術も進化しました。新しい品種の種子、機械化された農機具、改良された肥料や農薬などにより、食料供給が安定しています。
公衆衛生の改善 (Better Public Health)
- 19世紀以降、コミュニティ全体の環境が健康に与える影響が認識されるようになりました。汚染された水がコレラなどの疾病拡大を招くことが分かり、下水処理や飲料水の浄化が進んでいます。
発展途上国の課題 (The Developing World)
- しかし、すべての国が同様に恩恵を受けているわけではありません。アフリカの一部ではエイズが寿命を縮め、アジアやラテンアメリカの一部では下水処理が不十分で疾病が拡大しています。それでも、これらの地域でも今後世代を通じて平均寿命は上昇すると期待されています。
以上の要因が組み合わさり、世界の人口は急速に増加しています。
