カリフォルニア州刑務所の薬物・アルコール治療プログラムとは
カリフォルニア州は再犯防止を最重要課題とし、受刑者や仮釈放者向けに薬物・アルコール依存症治療を提供する Office of Substance Abuse Treatment Services(OSATS)を設置しています。プログラムの主な目的は、再犯率の低減、地域でのアフターケア参加、エビデンスに基づく治療の実施です。
短期治療プログラム
州は資金効率を高めるため、3か月間の短期治療プログラムを9つの刑務所で導入しました。従来の6〜36か月のプログラムに代わるもので、年間約8,450名の受刑者が治療を完了できると見込まれています。刑期終了後にアフターケアへ移行することで、再犯率は2年後に全体の約半数から約3分の1に低下するというデータが示されています。
女性受刑者向けプログラム
2010年1月に Central California Women’s Facility(CCWF)で女性専用の薬物依存治療プログラムが開始され、同州内の他の2つの女性施設でも同様のプログラムが実施されています。これらは再発防止に大きく寄与しています。
メンター制度
長期受刑者を薬物依存カウンセラーとして認定し、他の受刑者のメンターとして活動させる革新的な制度です。2009年にプロトタイプが開始され、2010年には女性施設でも導入されました。
総合薬物依存プログラム(SAP)
受刑中に幅広い支援サービスに長期的に触れさせ、地域復帰を支援するプログラムです。薬物治療に加え、生活技能、健康教育、認知・社会・行動カウンセリング、再発防止策などを男女別に提供しています。
