アライグマが人にうつす可能性のある病気

人は野外でアライグマに接触することがありますが、思いがけず自宅や庭でも遭遇します。アライグマは屋根裏や煙突に巣を作り、夜になるとごみ箱をあさります。かわいらしい見た目とは裏腹に、さまざまな病原体を保有しており、人に感染させる恐れがあります。家族や自分自身を守るために、これらの危険な病気について知っておきましょう。

狂犬病

アライグマは唾液にウイルスを含むため、噛まれた場合や爪で引っ掻かれた場合に感染します。症状は、咬創部のかゆみや頭痛、発熱、イライラ感などの中枢神経系の異常から始まり、脳に到達すると呼吸困難、幻覚、痙攣を引き起こし、最終的に死に至ります。噛まれたり引っ掻かれた場合は、直ちに医療機関を受診し、専門の捕獲業者や自治体の動物管理部門に連絡してください。決して自分で捕まえようとしないでください。

回虫(アニサキス)感染

感染したアライグマは糞便中に数百万個もの卵を排出します。庭や裏庭、子どもの砂場にアライグマが出没すると、汚染された土壌に付着した卵を誤って摂取する恐れがあります。卵は小腸で孵化し、肝臓や脳など他の臓器へ移動します。症状は疲労、嘔吐、筋力低下、協調運動障害、失明、昏睡などで、卵を大量に摂取すると1週間以内に現れます。糞便を見つけたら、手袋とマスクを着用して慎重に処理し、焼却して卵や幼虫を完全に死滅させましょう。

レプトスピラ症

レプトスピラ菌は感染したアライグマの尿に含まれます。汚染された水を飲んだり、目や鼻、口に入れたりすると感染します。雨水のたまり場、雨樋、子どものプール、ペットの給水器などに注意が必要です。症状はインフルエンザ様の発熱、頭痛、筋肉痛などで、重症化すると腎臓や肝臓に障害を及ぼします。

アライグマの出没が疑われる場合は、専門業者に捕獲を依頼し、適切な衛生管理を徹底してください。

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