学校でのシラミ感染について

シラミの生活史

シラミは頭部の毛根近くに付着した小さな灰色の卵(ニット)から始まります。ニットは見た目がフケに似ていて目立ちにくいですが、経験豊富な保護者はくしで粘着した卵を見つけることができます。約1週間で卵が孵化し、ニンフになります。さらに1週間ほどでニンフは3回脱皮し、成虫になります。成虫は血液を吸い続けることで、頭皮上で最大30日生き延びます。成虫は灰色で素早く動くため、診断は主にニットの有無で行われます。

リスク要因と感染経路

シラミは衛生状態の問題ではありません。そのため、子どもがかゆい頭皮を訴えても親が罪悪感を抱く必要はありません。シラミは頭と頭の直接接触や、くし・帽子などの個人用品の共有で広がります。子どもが最も感染しやすい対象です。米CDCによると、米国では毎年600万〜1200万児童がシラミに寄生し、女子の方がやや多いとされています。ペットはシラミの媒介ではなく、動物から頭シラミが移ることはありません。シラミ自体が病原体を運ぶことはありませんが、激しいかきむしりにより二次的な細菌感染が起こることがあります。

治療法

処方薬のシャンプーが最も確実な駆除手段ですが、自然療法でも効果が期待できます。メイヨークリニックは、濡れた髪を細かい歯のくしで3〜4日ごとに最低2週間はけずり、すべてのニットを除去することを推奨しています。家庭内の全員をチェックし、帽子や枕など共有物は感染が完全に収束するまで洗濯してください。シラミは血液が取れなくなると死ぬため、衣類は洗濯機と乾燥機で回すだけで死滅します。

学校への出席

学校でのシラミ発生は不便ですが、生命に危険はありません。ニューヨークタイムズは、過剰診断が実際の感染よりも問題になることが多いと指摘しています。シラミは隠れやすく、症状が出ないこともあります。専門家は、頭皮に生きたシラミが確認されたときだけ治療を行うことを推奨しており、ニットだけで必ずしも感染があるとは限りません。シラミが確認された場合でも、慎重にくしで除去し、頭皮をしっかりチェックしたうえで、子どもを学校に通わせるべきです。

地域の健康 - 関連記事