CO2ガスの利用例と産業応用

二酸化炭素(CO2)は、炭素1個と酸素2個が共有結合した化学化合物です。無色・無臭の気体で、濃度が5,000ppmを超えると人体に有害です。17世紀にフラマンの化学者ヤン・バプティスト・ファン・ヘルモンドが初めて気体としてCO2を発見し、18世紀にスコットランドの医師ジョセフ・ブラックがその性質を研究しました。現在、CO2は多くの産業で利用され、日常製品にも広く使われています。

溶接

CO2は溶接時のシールドガスとして使用されます。空気中の酸素と反応して溶接プールが酸化するのを防ぎ、安定した溶接品質を保ちます。

油層採掘

油井でCO2を注入すると、油層の圧力を維持しつつ油に部分的に溶解します。これにより油の粘度が下がり、岩盤からの流出が促進され、採取量が増加します。

飲料

炭酸飲料、ソーダ水、ビール、ワインの炭酸化にCO2が使用されます。かつては自然発酵で炭酸が生じていましたが、現在はCO2ガスを直接注入する方が便利です。

食品

CO2は食品の保存中に真菌や細菌の増殖を抑制するために利用されます。

エアロゾル製品

環境への影響が少ないことから、エアロゾル缶の推進剤としてCO2が使用されています。

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