唐辛子スプレーが健康に与える影響
ペッパースプレー(正式名称:オレオレジン・カプサイシン)は、唐辛子に含まれるカプサイシン抽出物から作られる化学物質です。食品にも使用されますが、警察の催涙スプレーとしても広く利用されています。非致死性とされていますが、警察が使用した約600件のうち1件で死亡例が報告されています。死亡原因は明確に特定されていませんが、スプレーへの曝露が関与しています。
死亡事例
- 米国公民権擁護団体(ACLU)の調査によると、1993年以降、警察が使用したペッパースプレーにより死亡したケースは27件と報告されています。一方、ロサンゼルス・タイムズはこの数が最大61件に上る可能性があると指摘しています。
主な症状
- 炎症作用により呼吸困難、咳、鼻水、目の不随意閉鎖などが起こります。
症状の持続時間
- 顔面に噴射された場合、最大で45分間症状が続くことがあります。水で洗い流すことはできません。
長期的な影響はほとんどなし
- 単回の曝露で健康に長期的な悪影響が残らないとする医学的研究があります。目への曝露でも視力に永久的な障害は認められていません。
注意点
- 米国陸軍が1993年に実施した研究では、ペッパースプレーが「発がん性作用」や「心血管・肺毒性」を引き起こす可能性が示唆されています。
特定の条件下でのリスク増加
- 喘息患者や薬剤使用者、身体的に拘束され呼吸が妨げられた状態でスプレーにさらされると、死亡リスクが高まります。
