大人に対する応急処置の基本チェック項目
多くの人が、心筋梗塞、発作、脳卒中などで意識を失った大人に対して、基本的な救命処置を行う必要があります。救命処置を開始する前に、まずはその人が生存しているかを確認することが最優先です。以下の項目を順にチェックしてください。
意識の確認
本人が歩行したり会話できるかを観察し、簡単な質問を投げかけます。返答の内容や速度から、意識レベルや精神状態を判断できます。
呼吸の確認
胸の上下動を目で確認し、呼吸があるかを確認します。見えにくい場合は、鼻の下に鏡やビニールシートを置き、息の蒸気が出るかを見ると確実です。また、口元近くで呼吸音を聞く、または聴診器があれば使用して呼吸音を確認します。
脈拍の確認
脈拍は心臓が血液を送り出している証拠です。手首(橈骨動脈)や足首(腓骨動脈)、頸部(頸動脈)などで脈を探ります。怪我の部位が脈拍部位に近い場合は、別の部位で確認してください。
脳機能の確認
最後に脳機能を評価します。眼瞼を軽く持ち上げ、ペンライトで瞳孔に光を当てます。瞳孔が収縮すれば脳幹が機能していると判断できます。両眼を必ず確認し、片方だけが反応しない場合は他方で再確認してください。病院到着後は、EEG(脳波検査)などで詳細に評価します。
以上のチェック項目を迅速に行うことで、救命の可能性を高めることができます。
