粉塵の発生源
エアバッグが急速に膨らむ際に使用される化学物質が粉塵として放出されます。主成分は乾燥粉末のナトリウムアジド(NaN₃)で、衝撃を受けると瞬時にガスを生成しエアバッグを膨らませます。
エアバッグ粉塵の影響
粉塵の影響は個人差がありますが、粘膜や気道への刺激が主な症状です。喉の痛みやかゆみ、目の充血・涙目が典型的で、これらはすぐに水で洗い流すことで緩和します。まれに重篤な症状や致命的なケースも報告されています。
呼吸への具体的な影響
ナトリウムアジドを吸入すると、吸入部位が深いほど重篤な副作用が現れます。粉塵を吸い込まないよう、エアバッグが展開した際は口と鼻を覆い、できるだけ早く車外へ脱出することが重要です。
粉塵が肺に入ると強い刺激が生じ、呼吸が浅く遅くなります。呼吸困難や深呼吸ができなくなることがあり、少量でも意識障害や昏睡状態に至る可能性があります。大量に吸入すれば、体機能が停止する危険性があります。
応急処置のポイント
目や喉に粉塵が付着した場合は、直ちに大量の水で洗い流してください。症状が続く、または呼吸困難を感じた場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
