聴診器の使い方とコツ
聴診器の使用は、医学生・看護学生・救急医療従事者の教育で最初に教えられる基本的な技術です。ほぼすべての患者さんに対して使用する機会があるため、使い方をマスターしておくことが重要です。以下では、聴診器をより効果的に活用するためのコツを紹介します。
清潔に保つ
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手と同様に、患者ごとに聴診器を清掃し、感染症の拡散を防ぎます。抗菌ウェットティッシュやアルコールベースのハンドクリーナーを使用し、チューブには直接かけないでください。アルコールはチューブのゴムを劣化させます。患者が接触したベル部分だけに使用し、全体が汚れた場合は、1:10 の漂白剤と水の溶液で拭き取り、最後に清水で洗い流します。洗えるカバーの使用も有効です。
肺音の聴取
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環境音が大きい場所では、腋窩部(脇の下)にベルを当て、腕を下げて覆わせると外部音を遮断しやすくなります。左右上下の肺葉、前後両側で聴取し、吸気と呼気の両方で異常音を確認します。また、気管上部で聴くと上気道の閉塞音を分離して聞き取れます。
血圧測定時のポイント
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血圧を測定する際は、ベルを前腕の内側表面に軽く当てます。強く押し付けると血流が阻害され、脈音が聞き取りにくくなります。二頭式聴診器の場合は、大きい側のベルを使用すると聞き取りやすいです。
その他のヒント
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・直射日光や車内など高温になる場所での保管は避けましょう。チューブが劣化し、破損の原因になります。
・血液や体液で汚れた場合は、ベルに手袋を被せて使用し、汚染を防止します。
・イヤーピースは鼻側に向けて装着し、音が耳道に直接届くようにします。
