採血の緊急手順と安全対策

すべての診療所で採血の緊急手順が求められます。採血は血液を採取するための専門的な行為で、臨床検査技師や看護師が主に担当します。本稿では、緊急時に必要な予防策、末梢静脈ラインの確保方法、血液銀行への緊急輸血依頼手順について解説します。

予防策

  • 患者の血液に触れる可能性があるため、常に手袋を着用し、必要に応じてガウンやフェイスシールド・アイプロテクションを使用します。

  • 針は決してキャップを外したまま放置せず、使用後は必ず再キャップし、カテーテルを古いシースに戻したり、針を床に落としたりしないよう注意します。

末梢静脈ラインの確保

  • 外傷患者などで前腕の静脈が確保できない場合、上肢の表在静脈や足・下腿の静脈に直接末梢ラインを設置します。これらの静脈はカテーテル挿入が比較的容易で、迅速な輸液が可能です。

緊急輸血依頼

  • 生命を脅かす状況では、血液銀行からO型非交叉適合赤血球ユニットを提供してもらうことが可能です。医師が輸血の必要性を宣言したら、看護師が緊急輸血依頼書を記入し、診療所からクーリエを手配して血液を受け取ります。必要に応じて複数ユニットを受け取り、患者と血液の不適合が判明した場合は直ちに報告します。

これらの手順を事前にマニュアル化し、スタッフ全員が熟知しておくことで、緊急時に安全かつ迅速な対応が可能になります。

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